2014年11月14日金曜日

11月14日 新聞記事

こんにちは。
今日の医療関連の記事は、下記の通りです。

「1台で骨密度・画像診断 X線装置向けアプリ」
 京都の島津製作所は13日、X線透視診断装置に搭載する骨密度測定アプリケーション「Smart BMD=写真」を開発し、同日発売したと発表した。2013年1月に発売したX線テレビシステム「SONIALVISION G4」に搭載すると、骨密度を10秒ほどで簡易に測定できる仕組み。骨粗しょう症診断に生かす。
日刊工業新聞2014年11月14日 11面

「胸腺の幹細胞発見 マウス免疫疾患回避に成功」
 京都大学大学院医学研究科の濱崎洋子准教授、瀬海美穂助教、湊長博教授らは、免疫システムの司令塔であるT細胞が正常に機能する上で重要な胸腺髄質上皮細胞の幹細胞をマウスの胸腺で発見した。マウスを使った幹細胞の移植実験では、自己免疫疾患を回避することに成功した。
日刊工業新聞2014年11月14日 19面
日本經濟新聞2014年11月14日 42面

「細胞自ら長さを測り構造決める 関与たんぱく室発見」
 東京大学大学院医学系研究科の吉川雅英教授らのグループは、人間が正規で長さを測るように細胞自ら長さを測り細胞の構造を決める仕組みの一端を解明した。モデル生物の緑藻「クラミドモナス」を使い明らかにした。精子や卵管などにある繊毛と呼ばれる細い糸状の器官内で、ナノサイズ(ナノは10億分の1)の長さを測るたんぱく質を発見した。真核生物で細胞が長さを測る仕組みの発見は初めて。成果は米科学誌サイエンスに14日に掲載される。繊毛が関わる不妊の治療や肺炎などの病態解明とその治療法の開発につながる。
日刊工業新聞2014年11月14日 19面